再び、先日実家に帰省した時の話です。
昨年末、私の父親が交通事故にあったのですがそれ以来首の調子が悪いと。
「長時間運転すると左首がだるくなって運転するのが辛くなる」と。
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実際に首を触ってみると左首の硬さは明らかでした。
※以下、少し専門的な内容です。
左C3~C5横突起がタイトでした。
その硬い部分には圧痛もあり、触診の結果と父親の症状とは合致しました。
私の場合、首へのアプローチはオステオパシーの手技を用います。
(手技はカラダの部位によって使い分けるタイプです。)
左首が痛い場合、首を右に傾けて左側をストレッチすることが多いかと思いますが、今回用いた手技は筋肉を引き伸ばすのではなく、緩める方向へと誘導していきます。
圧痛レベルの半減と硬さが解消されたら完了です。
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施術後、「全然違うわ、楽になったわ!」と。
そして施術から10日後の状態確認を電話でしたところ、
「長時間運転するとまだだるくなるけど、寝たら治るようになった」
「痛みを引きずらないようになった」
「またやって欲しい」
とのことでした。よかったー!
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前回の記事で、『対処療法だけでは痛みを繰り返しうる』と お話しました。
ですが、外的ストレスが加わった場合。
例えば、
🔹むち打ちや捻挫、打撲
🔹重たいものを持った時のぎっくり腰
🔹腫脹、熱感を伴うような症状
の場合などは、やはり対処療法は欠かせません。
むしろ、対処療法こそ効果的です。
とくに急性期(発症から72時間以内)は重要です。
慢性期でも関節拘縮などの明らかな可動域制限がある場合、わずかな動きでも痛みを伴う場合は必要となるでしょう。
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対処療法と運動療法。
これらを上手く使い分けられるといいですよね。
より安全に、より効果的に。
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